男性に人気の白い浴衣を着こなすコツ

こんにちは、銀座喜染です。

最近、浴衣を着る男性が増えてきています。お祭りで彼女や友達とあわせて浴衣を着るとき、人と少し差がつくのが「白い浴衣」。浴衣と言えば洋服ではあまり着ないような色や大きな柄が着やすいのも醍醐味ですが、白はシンプルで浴衣らしい爽やかさを引き立ててくれます。

今回のコラムでは白いメンズ浴衣について、着こなし方と注意点をお話していきたいと思います。

白の浴衣は男性に人気

成人式などで多くが振袖を着る女性に比べて着物になじみの少ない男性でも、夏になれば浴衣を着る方は多いのではないでしょうか。

最近は特に色柄も豊富になってきています。その中でも人気が高いのが白い浴衣です。白の浴衣が人気の理由には、次のようなものがあります。

なんといっても清潔感、爽やかさが魅力の浴衣ですから、是非とも白を格好良く着こなしたいですね。

一口に白い浴衣といっても、無地と柄が入っているものがあります。自分に似合う浴衣を選ぶときは、何に気を付ければよいのでしょうか？

一般的には、似合う浴衣は「体型」や「顔立ち、雰囲気」でわかると言われています。

身長が高い方であれば、大胆な柄の入った浴衣が映えるでしょう。あまり身長が高くない方であれば、縦のラインが強調される縞柄などがすらっと見えておすすめです。

人気なのは薄い格子柄やストライプ、水玉柄が入っている白系の浴衣。白で清涼感を出しながら、柄によって大人っぽい雰囲気を出すこともできます。

白い無地の浴衣は、帯に明るい色を組み合わせることでメリハリが出ますよ。

まさに王道、まっさらな白地に紺で市松柄を染めた浴衣です。

破れ目の入った市松と、注染ならではのしっかりとした色付きが、定番の紺白浴衣に差をつけます。今に息づく古典柄の浴衣は、この夏アイコニックに映えるのではないでしょうか。

花流水は流れる水の曲線を模様化したもので、ヴィンテージライクな男性の花柄が人気です。地色は麻の素材感が生きる生成り色。

ただの真っ白な浴衣に抵抗がある方は、このように少し柄がある方が着やすいかもしれません。真っ白だと汚れが目立って心配という人にも、ちょっとした模様などがあしらってあるこちらの柄はおすすめですよ。

白系の浴衣は、帯で印象が決まります。いくつかその例をご紹介しましょう。

柄が入った白系の浴衣や少し色がついている浴衣は、同系色の帯をつける事で全体にまとまりができます。

また、浴衣の柄の中にある色を帯と合わせる事で統一感も出ます。

白い浴衣に思い切って黒系の帯を合わせるのもいいでしょう。モノトーンで大人っぽく落ち着いたイメージになります。

白い無地の浴衣で柄がない場合は、帯に柄ものを合わせる事でアクセントになります。帯の柄は合わないものはないので、自分の好きな柄を選ぶと良いでしょう。

帯の色を色つきの小物（バッグなど）や髪の色に合わせると、統一感を出す事ができます。

あまり多くの色を取り入れすぎるとイメージがバラバラになってしまうので、白い浴衣に合わせる場合は極力、使う色を少なくした方がいいでしょう。

白い浴衣を着るときは、いくつか注意が必要です。

白い浴衣は下に着ているインナー（肌着や下着）が透けやすいので、インナーの色には注意しましょう。黒や濃い色のインナーは避け、薄めの色を着用することをおすすめします。

白い浴衣を着ている時に気をつけなければいけないのが、汗シミや汚れです。

汗が気になる方は、しっかりと汗を吸収するタイプのインナーを着用し、こまめに汗を拭いて浴衣にシミができないように気をつけて下さい。

もし汗シミや汚れが目立つようであればすぐに洗濯するか、クリーニングに出しましょう。洗濯はドライクリーニングではなく、必ず水洗いして汗を抜いてください。

男性にも人気の白い浴衣についてご紹介しました。

白い浴衣は爽やかなイメージで、年齢を問わず誰にでも似合います。薄めに柄のはいった白系の浴衣も、上品な着こなしができることから人気です。

銀座喜染にも白系の男性浴衣を用意していますので、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。