浴衣の品質の違いは染め方にあり!
浴衣には、手間暇かけて作り、品質にこだわったものもありますし、価格を抑える分、ファストファッションとして量産されているものもあります。
品質が高いと言われている浴衣のひとつには、「注染(ちゅうせん)」という染色技法を使ったものがあります。
注染とは?
注染の浴衣は、じょうろのような道具を使い、生地の表と裏、両面から染料を注いでいきます。そうすることで染料が生地に浸透します。機械染めの浴衣は、生地の上から色をのせていくイメージですが、生地に染料を浸透させる注染では、深みのある色合いが表現できます。洋服に例えるなら、ビンテージデニムと言われています。それは、使えば使いこむほどに褪せていく色合いに、味わいが出てくるからではないでしょうか。
手染めだからこその独得のぼかしや滲みも特徴です。浴衣の他に、手ぬぐいなどにも見られる染色方法です。
注染の浴衣で、ワンランク上の夏の装いを
浴衣を着ておしゃれをして、楽しい夏祭り。そんな経験を何度か繰り返すと、少し違った浴衣に手を出したくなるものですよね。店頭に並んでいる浴衣は、どれも色とりどりで目を引きます。
しかし、比較的安く売られている浴衣のほとんどは、プリント柄で大量生産されたものなのです。「店頭でたくさん売られているプリント柄の浴衣には飽きてしまった」「もうワンランク上の浴衣に手を出してみたい」そんな方におすすめなのが、少し質の高い注染の浴衣。
注染で染められた浴衣生地は、表裏なくしっかり染められているため、風に揺れる裾や袂(たもと)にも美しく柄が出ます。着姿はとても風情のあるものになりますよ。注染の浴衣を着ると、他の人とはちょっと違う「ワンランク上」の夏の装いができるんです。
銀座喜染では、そんな注染の浴衣を数多くお取り扱いしております。
こちらは一例です↓
https://www.yukatakisen.com/products/detail/46
白地を紺一色で染めた、王道ゆかたです。
https://www.yukatakisen.com/products/detail/551
太めの白ラインと、黒と青の配色。そして本染めならではの色のくいこみが、花柄の常識をくつがえすハードな仕上がりの浴衣です。
他にも男女ともに、多くの注染ゆかたをお取り扱いしております。是非ご覧くださいませ。
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