男性が浴衣を着る時に悩みがちなサイズの問題
浴衣を選ぶとき、ほとんどの方は百貨店やスーパーに並んでいる、ラックにつるされた浴衣を見るのではないでしょうか。サイズは多くがM/L/2Lなどに分かれていると思います。
このサイズを選ぶとき、基本的には身長に合わせて選びます。同じMサイズLサイズでもメーカーによって若干大きさが違いますが、例えば銀座喜染で扱っている織り浴衣でいうと、Mサイズで身丈(浴衣の縦の長さ)約144cm(推奨身長164cm~172cm)、Lサイズで身丈約150cm(推奨身長171cm~179cm)といったサイズ感になります。
この時お悩みとしてありがちなのが、身長に合わせると身巾(腰回り寸法)が合わない、という事です。浴衣の腰回り寸法は、身丈に比例して大きくなるからです。例えば、身長が164cmの方はMサイズを選びますが、Mサイズの推奨ヒップは92cm(銀座喜染の織り浴衣の場合)です。前後5cmくらいはゆとりがありますが、98cm以上になってくるときつく感じる場合もあります。逆に、身長が175cmでLサイズを選んでも、ヒップが90cmくらいだとぶかぶかに感じます。
そうなると生地からオーダーするという選択肢もありますが、そうすると当然費用もあがりますし、時間も約1ヶ月かかります。
そこで考案したのが、弊社のセミオーダーサービスです。
セミオーダーとは
弊社のセミオーダーサービスは、既製品の浴衣とオーダーの浴衣の間を取ったサービスです。
お客様には、まずは身巾に合わせてMサイズかLサイズを選んでいただき、その後ご身長に合わせて裾上げをします。そうすることで、丈も腰回りの寸法も、オーダーに近いサイズ感でお召しになっていただく事が出来ます。それでいて、反物と違って形は既に浴衣の形に出来上がっており、後は裾をあげれば良いだけなので、通常1週間以内にお客様にお渡しできます。ズボンの裾上げをイメージしていただくと、分かりやすいかと思います。
SDGzにも配慮した取り組み
このセミオーダーサービスは、SDGsの12番「つくる責任 つかう責任」に配慮した取り組みでもあります。
セミオーダーの浴衣は、既製品で出来上がっている浴衣に比べてより幅広い体型のお客様に対応出来ます。
そうすることで、弊社としては要望のないサイズを作って置いておく事が少なくなり、お客様にも柄が気に入ったけどサイズがない、といった機会損失が少なくなるため、生産の無駄を減らすことを可能にしました。
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