浴衣を着てお出かけする際に気をつけたいことってなんでしょうか?それはシワ。元々、古代日本では湯船に浸かるという習慣がなく、蒸し風呂に入るとき火傷をしないように着たのが湯帷子(ゆかたびら)。戦国時代にあたりから湯船に浸かるようになり、湯船から出たら着るようになったのが浴衣。その浴衣はナイトガウンのような扱いをされて、そのまま寝るもののように長い間扱われてきました。浴衣を寝間着として着たら、くちゃくちゃになってしまいますよね。ですので、しわくちゃの浴衣を外に来て出かけるとどう見えるのでしょうか?そう。まさに寝間着!まさにパジャマ!です。そうならないためにも外に出かけるときは浴衣はピン!と糊が効いた状態にしておくことが大切です。
ピンと糊が効いた状態にするとはどういうことか?浴衣に洗濯のりをつけることになります。一回夏場などで浴衣を着た状態で汗をかいたらしっかりと汗をおとします。中には浴衣を着たままシャワーを浴びるツワモノもいるとか。まぁちゃんと脱いでバケツに浸してジャバジャバ水洗いを手洗いでしましょう。手洗いが終わった時点で洗濯のりをバケツに入れて水も一緒に入れて数時間そのまましっかりと糊がつくまで放置し、数時間後にそのまま脱水せずに物干し竿に干しちゃいましょう。水の重さで布はまっすぐになります。気になるところは叩いたりして真っ直ぐに伸ばしましょう。夏であれば数時間も放置すればきっちり糊の付いた浴衣の仕上がりになります。せっかく浴衣を着るのであればしっかり糊の付いた浴衣を着ましょうね。
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