浴衣の横はどうなっているのか?どうもなってはいません。特に男性の浴衣は横はどうにもなっていません。特に穴も空いていませんし、つなぎ合わされています。通気をする穴なんてものは男性の浴衣には存在していません。男性の浴衣の着方は襟元を抜かないので空気がこもりやすいと言えばこもりやすいかもしれません。
一方で女性の浴衣はというと穴がボッコリと空いています。この浴衣の横の穴は何のために空いているのか?ということですが諸説あります。多く言われてきたのが通気だったり授乳用だったりしますが、現実的にはそこではなく実は機能性のために穴が空いているという話が信憑性があるのでそちらを今回はご紹介します。
女性の浴衣の脇の下の穴は身八つ口といわれる部位になります。女性の帯は男性の帯と異なり太く、締める位置が比較的高いところを締めます。脇の下の近いところまで締めるとどうしても腕の動きが悪くなります。おそらくそのままの状態で着ていると脇の下が破れやすいのだと思います。そういったことを防ぎ、動きやすくするために女性の浴衣の脇の下には穴が空いています。穴があることで
1.動きやすい
2.通気しているので蒸れにくい
などの利点もありますが、動いた時に見えてしまう可能性があります。見えても気にならない和装用下着やキャミソールなどをお召になることをおすすめいたします。