浴衣が着てみたいけどメンテナンスが大変そうだから嫌だという方もいらっしゃるのではないかと思います。着るたびに都度都度クリーニングに出さなければいけない・・・。そんなことないんです。浴衣の素材はほとんどが綿。綿は洗うことが出来るんです。ただ、アイロンをかけるのが大変。アイロンもかけなくていい洗い方があるんです。今日は浴衣の洗い方の裏技についてお話したいと思います。
私もはじめは浴衣を着るたびにクリーニングに出していました。でも、夏はイベントが多く何度でも浴衣をきていたいのに毎回クリーニングに出していたら折角の着るタイミングを逃してしまいます。それじゃあもったいないということで家で洗濯を始めたんですが、家で洗濯したらそれはもう手間。脱水までかけたらしわくちゃ。白い洋服に色移りまでしてしまって大変失敗をしたこともあります。そこで考えて折りたたんで洗ってみましたが、これも結果的に干した後でアイロンをかけなくてはいけなくて・・。これも手間でした。
で、悩みに悩んで先輩の近藤さんに相談してみたんです。
近藤さん「で、どうやったらズボラな人でも浴衣をメンテナンスできるか?ということ?」
私「そうなんです。簡単に浴衣をメンテナンスできれば夏中色々な浴衣を着ることが出来るじゃないですか!」
近藤さん「あるよ。ズボラな人でも簡単に浴衣を洗う方法。」
私「教えて下さい!先輩!」
近藤さん「こういうときだけ先輩呼ばわりしてゲンキンな奴め・・・。まずは浴衣を風呂場に持っていき、風呂場の桶で洗います。」
私「桶?21世紀に桶ですか?ありませんよー。」
近藤さん「桶がなければバケツでもなんでもいいよ。浴槽でもいい。水洗いして、気になるところがあれば洗剤を使って洗えばいい。その後でしっかりと水ですすいでバケツの中に洗濯のりをいれて水を張って、そこに浴衣を入れてしばらくおいておくんだよ。」
私「なんでしばらく置いておくんですか?」
近藤さん「のりがしっかりついてないと着た時にパリッとしないでしょう?」
私「たしかに・・・。」
近藤さん「で、そのバケツを持って物干し竿のところまでいって、袖を物干し竿に通して物干しに人が引っかかっているようにほします。絞らないでそのまま干すから足元とか気をつけて。」
私「脱水しないんですか?」
近藤さん「しないのが肝。水の重さで浴衣がしっかりと伸びるでしょう?そのまま乾いたらどうなる?」
私「ほわっ!!そうかそのまま乾いたら、布は伸びたままのりがシッカリと効くということですか?」
近藤さん「そのとおり。乾いたらアイロンを掛けなくてもいいレベルでしっかりと伸びた浴衣ができあがり!」
私「気になるところだけアイロンかけてもいいですか?」
近藤さん「もちろん。しっかりとアイロンかければすごくきれいになるよね。」
私「先輩。この10円チョコをお納めくださいませー!」
という具合に浴衣の洗い方を教えてもらってから、毎晩私の家の物干し竿に浴衣が夜な夜な干されたことは言うまでありません。ズボラな私でも簡単にメンテナンスができたという体験談でした。是非まだやったこと無いという方や浴衣の洗い方がわからないという方は是非この方法をチャレンジして見ください。はかどりますよ!