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浴衣の丈や袖が長い問題

投稿日:2021-03-19 更新日:

浴衣を買ったは良いが、なんだか大きい。どうしたらいいですか?という質問も稀にいただくことがあります。浴衣、着物は基本的には着られる方を採寸し、その方が一番美しく見えるサイズ感、格好良く見えるサイズ感に調整し一着一着つくるものでした。戦後の大量消費社会を迎え、反物から浴衣を作る人は徐々に少なくなりつつあります。そうなると何がおこるのか?サイズが合わないということです。もともとは自分にピッタリのサイズの浴衣をみんなが着ていたのですが、今や多くの浴衣が既製品ですでに作り上げられたものです。作られた浴衣ですからサイズに融通が効きません。丈が長すぎる。袖が長すぎる。そんな話をよく聞きます。今回はサイズが合わない時の対応についてお話いたします。

まずは丈が長い場合。女性の場合はおはしょりをつくることで長さの調整はできますよね。男性の場合も角帯の中に入る程であればおはしょりを作って対応することが可能です。腰紐を腰に結んで長さを調整してくるぶしがみえるかみないか?というレベルまで長さを調整して着てみましょう。男性の場合でどうしても長さが長すぎる場合は和装士さんに相談してみましょう。短いのを長くすることは出来ませんが、長いものを短くする分にはある程度は対応可能です。袖が長い場合はどうするのか?こればっかりはおはしょりが作れませんので和装士さんにまず相談してみましょう。袖を解いて、短くして再度縫い付けてもらうことで袖もぴったりになります。短すぎるとみっともないので丁度いい長さにできるといいですね。

 

 

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