かっこいい男の浴衣の着方はどうやればいいのか？と聞かれることがあります。この答えは難しくて、その人の体に応じてかっこいい着付け方は若干かわってきます。万人に通用するかっこいい着方っていうのがなかなか無いんですよね。敢えて、敢えて一般的なかっこいい着付け方法を言う時にいくつかのポイントがあげられます。まずは背中心をあわせること。浴衣は洋服と異なりすべての型紙が同じ型紙で作られていきます。そしてその型紙で作られる布のパーツひとつひとつが真っ直ぐに切られたものを縫い合わせて浴衣が出来上がっていきます。人間の体のカーブを考慮せず、布を体に巻き付けて着ていくものが浴衣になります。単に布を巻き付けるだけであれば形が作れません。形を作るためにも体の真ん中をあわせてあげる必要があります。そこがずれると左右バラバラのバランスになってしまいます。背中の中心がずれていると着崩れもしやすいです。そのために背中のど真ん中をあわせてあげることが大切になります。浴衣をはおって、袖を持って両手を横にあげます。その両手をそのまま前に持ってきて長さがあっていることを確認してまた横に戻して手をおろしてみてください。それで背中の中心が整います。（女性の場合は衣紋を抜くのでもう少し複雑です。）
次に帯の位置が大切になります。どうしても普段の生活で洋服を着慣れているひとはベルトを巻くように帯を高く締めがちになってしまいます。帯は腰骨に巻くようにしてください。厳密には腰骨にかかるように巻くようにしてください。そうすることで体の中心に帯を巻くことになります。お気づきでしょうか？背中の中心とおへそ周りの体の中心をととのえて着るのが浴衣なんです。体の中心を意識して着付けるとぐんとかっこよく浴衣を着ることができるようになります。ぜひお試しあれ！
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