夏になると販売しているお店や着ている人をたくさん目にする浴衣。見ると自然と「あ、ゆかただ」と思うかもしれませんが、「浴衣」という漢字には疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。改めて文字で見ると「よくい?なにそれ?」なんて思ってしまうかもしれませんね。
ですが、浴衣がどのように着用されてきたかの歴史を知ると、「浴衣」と書く理由も納得出来ます。浴衣はその昔「湯帷子(ゆかたびら)」と呼ばれていました。入浴時に着る夏の単衣の着物という意味です。平安時代の貴族が、肌を見せないようにするために着用されていたと言います。つまり入”浴”するときの”衣”ということで「浴衣」と書くんですね。
時代が変わるにつれて、ゆかたは入浴の時に着るものからお風呂上がりに汗を吸うために着るものに変わり、夜のちょっとしたお出かけ着に変わり、今では日本の夏のファッションの一部になっています。
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