浴衣の右前、左前問題って常にありますね。
私が見た、浴衣の右前左前を間違えてしまった人のエピソード
私が昔、浅草で見かけた光景は気の利いた奥さんが若い十代のやんちゃそうな若者を捕まえて商店街の入口で着付けを直していたのを見かけたことがあります。4−5人のやんちゃそうな若者がたむろしている中に50代の奥さんが突進していって、「ちょっとあんた着付け間違えているわよ。それは死装束、死んだ人が着る方法よ縁起でも無いので直してあげるわよ!」といって公衆の面前で帯こそは解かなかったものの着付けをなおしていました。周りにいた若者はオオウケで大笑いして、当の本人は恥ずかしそうに照れ笑いをしていましたがパンツは丸出しにされて着付けを直されていました。
もう一つ聞いた話ですが、百貨店の着物催事場に若いギャルの女の子が浴衣を着てふらっと立ち寄ってベテラン男性店員になんだか着付けが解けちゃうんです。と言って近寄ってきてみたら左前。ぎょっとしたのはベテラン店員。たしかに着付けがゆるく乱れてしまっていて、直してあげたいのだけど直せないものだからあたふたして、女性店員を捕まえて着てこの子の着付けをなおしてあげて−っ!て叫んでいたそうです。
うっかりと右左を間違えてしまうと周りの方から見た時におかしい。ってなってしまうことがよくあります。そうならないためにも浴衣を着たらまずは右手が懐にはいるのか?確認してから着付けていきましょうね。
【銀座喜染の商品紹介ページはこちら】