浴衣と言っても色々な方法で染められています。今、量販店で販売されているものには機械プリントのものが多いかと思います。花火大会やお祭りに浴衣を着ていく人が増え、一度に沢山生産出来る機械プリントは、色柄のバリエーションも多く画期的な技術です。他方、日本には伝統技法と呼ばれる素晴らしい染め方があります。今から100年くらい前に作り上げられた染技法で注染と呼ばれる技法があります。注染で染められるものは浴衣だけではなく、手ぬぐいなどもあります。絵際の美しさが特徴的な染技法。当時としては画期的な大量生産ができる技法として重宝された技法。しかし今や徐々に注染の浴衣も少なくなりつつあります。
弊社ではこの注染の浴衣を多く取り扱っています。今回は小蝶柄の魅力的な藍の注染浴衣のコーディネートをご紹介いたします。
補色を活用したコーディネート
補色の藍色と黄色を組み合わせることで黄色が藍色の深い色味を引き立て、紺色が黄色の色味を引き立ててくれます。藍色に深みがあるのでギラギラした感じを出ませんので派手すぎず地味すぎないコーディネートになります。
夜空に浮かぶキラキラコーディネート
真夜中に輝く星のようにキラキラとしたコーディネート。深い紺色に明るい黄色がキラッと輝く帯が夜の町に、お祭りの縁日でひときわ輝くコーディネートです。
パッションあふれる町娘コーディネート
青の反対色である赤を配置することで、目をひくコーディネートになります。青に赤が引き立て、赤が青を引き立てるコーディネート。若々しい赤が深い紺を引き立ててくれます。着ている人の若々しさを引き立ててます。
落ち着いた明るさのコーディネート
深い赤と深い藍色。色の深みがちょうどよくしっくりと全体が仕上がる色味のコーディネートになっています。どんな年齢の方にもおすすめできるコーディネートです。小蝶の柄がシンプルなので帯の柄も引き立てられるコーディネート。
清純で清潔なコーディネート
藍色を引き立てるのは補色や反対色だけではありません。白。白い帯は全体を引き締めつつ、若々しくも清潔さを表現してくれます。清楚で清潔なコーディネートで周りの人に与える印象は120%高感度アップ間違い無しのコーディネート。
浴衣の楽しみ方は華やかな生地そのものを楽しむということと同時に帯とのコーディネートという楽しみ方があります。是非帯とのコーディネートもお楽しみください。
今回使用した浴衣はコチラ。
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