旅館やビジネスホテルに行くと必ずおいてあるのが浴衣。なんで浴衣がおいてあるんでしょうか?
浴衣といえば夏に祭りや花火大会に着ていくものなのではないでしょうか?実はそうではありませんでした。
浴衣の起源
遡ること数百年前。安土桃山時代より前の時代にはお風呂に入るというと実はミストサウナのような蒸し風呂に入るのが一般的でしたが、安土桃山時代から日本では湯船に浸かるようになりました。
湯船につかっていい汗をかいてお風呂から出たらどうなりますか?汗がひきませんよね。ということで着たままで汗を吸い取る服として浴衣が生まれました。
その後かいた汗をよく吸い取って、よく乾くものが好まれるようになり、風呂上がりに着た浴衣を着て寝るようになりました。
お風呂上がりに着て、それを寝間着として使い始めたのが江戸時代。江戸時代は250年続いたので250年間これが続くと一般化するもので今の世でも浴衣=寝間着というイメージがあるんです。
では今のようなファッションとしての浴衣がどのように生まれたのか?
浴衣が今のようなファッションとして浸透したのは?
これは遡ること40年前。1980年代後半に若い人に少しでも着物に慣れ親しんでほしいということで和装業界が力を入れて、若者向けの雑誌などで浴衣のファッション性などについて広報を開始しました。
その結果として今のファッションとしての浴衣があります。
いまや浴衣=ファッションであり、浴衣=寝間着という時代ではありません。ファッションとしての浴衣をお楽しみください。
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