浴衣といえば夏祭りですよね。でも、なんで夏祭りなんでしょうか?おそらく経緯は一つではなく、色々な面から波及していったのだと思います。今回は浴衣と夏祭りの関係について、一つの事例をお話いたします。
江戸時代の日本の農村部。農村部では夏に秋の実りを祈願して夏祭りが催されてきました。農村部ですから仕事といえば農作業。農作業は朝早くから日が暮れるまで長い時間、今のように機械の農機具が無い中で肉体労働で作業を行われていました。もちろん汗は描きますし、疲労します。その農作業が終わったあとで夏祭りにいくのですからヘトヘトですし、体も汚れています。夏祭りに行く前に体を清めて汗を落とし身なりを整えて夏祭りに行くためにお風呂に入ってから夏祭りに行っていたそうです。その際にきれいにした体に汗をかいた衣服を着ては意味がありません。ということで活躍したのが浴衣。お風呂上がりに清めた体を浴衣で身を包み、夏祭りに行くことが許されていたそうです。江戸時代は身分制度などの制約から着ることができる素材なども厳しく規定されていましたが、夏祭りのときだけは浴衣を着て出かけることが許されていたそうです。
今や令和。みなさんは好きなタイミングで好きな浴衣を着ることができます。楽しい浴衣ライフをエンジョイしてください。