浴衣で飲み会に参加するのは日本の夏の大人の楽しみ方の一つでもあるといえるでしょう。蒸し暑い日本の夏を少しでも涼しく過ごす工夫が浴衣には施されております。今では様々な素材の浴衣があります。メンテナンスがしやすいポリエステルのものなどのようなものもありますが、本来浴衣は汗を吸って乾きやすい素材、外からの涼しい風を取り入れやすい素材でつくられています。しじら織りと呼ばれる生地などは肌に張り付く面を少なくし、生地に凸凹をつけ、薄くて軽く織り上げられています。そんな夏を過ごしやすくすることを考え抜かれた素材で作られた浴衣を着て飲み会。日本の伝統工芸、日本の技を感じ、日本の季節を感じながらの飲み会は大変趣がある会合になること間違いなしです。
男性の場合は、浴衣だから着ることができる柄というものがあります。と申しますのも男性の着物は全身に柄が配置されているものはそうそうありません。しかし、浴衣となると話が変わってきます。浴衣だけは男性の和装の中でも特別で全身柄の、しかも大きな柄の配置されたものも存在します。着物では表現できない、着ることもできないそんなおしゃれな柄のものも浴衣ならばあります。そんな特別な柄の浴衣をきていく飲み会は楽しいものです。