浴衣でNGな場所ってどこなのか?そんな質問をよくいただきます。その答えを言う前に浴衣の成り立ちをいつも説明しております。浴衣は湯帷子(ゆかたびら)といって、お風呂に入るときに着用されていた衣装です。その後江戸時代にはいり、浴衣が一般化していきます。その背景としては、江戸では火事のおそれなどもあり余程の家でない限り自宅の中にお風呂がある家はありませんでした。江戸に住まうほとんどの人が公衆浴場を利用していました。
公衆浴場で風呂上がりに着る服として浴衣が人気になり、それにファッション性が加わり、浴衣の柄が増えていき、お風呂上がりに浴衣を着て出かけるようになりました。その後、明治以降に浴衣を着て日中やお祭りのときに出かけるようになりました。
その成り立ちから考えると浴衣はとてもカジュアルなものですから基本的にフォーマルな場所に関しては、施設側がOKと明確に許諾していない限りは浴衣はNGだとおもっていただいても良いかと思います。しかし、フォーマルな場所以外でしたら浴衣はOK。具体的に申し上げれば、正式に誰かの家に挨拶などでお邪魔する際、フォーマルなホテルやレストラン以外であれば浴衣はOKです。どんどん浴衣を着てでかけましょう。
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