トンボといえば秋の虫。テレビや漫画などの影響からか、なんとなくのどかな田園の上を飛んでいるイメージですが、お盆を過ぎたくらいから普通に目にします。
そんなトンボは、浴衣では定番の柄。浴衣は夏に着る物なのになんでトンボ?セミの柄が多くてもも良さそうなのに、と思うかもしれません。だけどセミの柄の浴衣を想像してみると、なんとなく暑苦しい感じがしますよね。
着物と言うのは、基本的に季節を先取りして着るのが粋とされています。浴衣は元々お風呂上がりに着られ、昨今では夏の花火大会に着られます。秋のイメージの有るトンボの柄は、見た目にも涼感があり、季節を先取りしているので着物の着方としては◎ですね。
さらにトンボは縁起の良い柄でもあります。前にしか進まない=退かないというところから、勇猛果敢なイメージとなり「勝ち虫」とも呼ばれています。
是非、浴衣を着てみようと思った時には、こんな柄の由来などにも注目してみてくださいね。銀座喜染でもトンボ柄の浴衣を扱っております。