タイトルを読んだら、えー。なんだそれー。と思われるんじゃないでしょうか?男はふんどし一丁でさらしを巻いて浴衣を羽織るように着ようぜ!のようなアプローチの着こなしや、70年代の任侠映画や硬派漫画のような着方をすればいいんじゃないか?と思われる方も多いのではないでしょうか?古いっ。古いです。いまや2020年代。もっとスマートに今の時代にあった着こなしをする必要があります。ということで、今回はだれからも素敵!と思われる男の浴衣姿になるための美容編です。
基本的なお話
浴衣姿だろうが洋服姿であろうが同じことなのですが、美容はもちろん自分のためにやるものですが、実は会う人のためにやるものだと思ってください。会った人が不快感を持たないためにするのが男の美容。決してきれいなおじさんやおにいさんになるためを目的にするものではないと思っていただければ少しはハードルがさがるのではないでしょうか?
おしゃれは足元から
浴衣の履物と言えば下駄。しかも裸足です。裸足で外に出ることが多くない方いらっしゃいますよね。裸足の作法とでもいいますか、裸足で外に出かけるときに気をつけていただきたいこととしては、かかと。若い方でもそうでない方でもかかとに角質がたまってしまうことがあります。カサカサしたかかとを見せつけてあるくよりも手入れされたかかとが見えた方が見た人が不快感を感じませんよね。ということでかかとはケアしましょう。お風呂で使えるスクラブクリームというものがありまして、お風呂にしっかり入ったあとでそのスクラブクリームを付けてこするだけで角質がボロボロと取れてスッキリ!という便利なものがありますのでお近くのドラッグストアで探してみてください。
人が近寄らない?
浴衣をきていると何故か周りに人が集まらない。そんな方は体臭ケアをしましょう。浴衣は着ている枚数が少ないのでどうしても体臭が周囲に臭いやすくなります。ご自分でもきついなあと思われる方は体臭ケアとしてデオドラントをちゃんと塗っておでかけするようにしましょう。最近では良いデオドラントもあります。あとは汗拭きシートのボディ用を持ち歩くのもいいかもしれません。浴衣を着て暑い中歩いているとどうしても汗だくに。そんなときに汗ふきシートがあればトイレなどでさっと身体を拭いて清涼感を感じること出来て、匂いも抑えることができます。気をつけていただきたいのは汗をかくからといって香水をやたら使ってしまうことです。香水は汗で匂いがかわっていきます。場合によってはとんでもない匂いになっていることもあります。自分では気づかないので気をつけて香水は使いましょう。
浴衣は、洋服と違って、袖付けが広い。浴衣を脱がないで着たままでも、袖口や懐(衿合わせ)から手が脇の下までとどきます。
お手洗いなど行かれたときに、着くづれを直すついでに、拭かれてみてはいかが?
ピカピカな人
友達と写メをとりまくっていると何故か自分だけ光り輝いている人。別にオーラが出ているわけでもないのに、スターでもないのに、光り輝いている!!いえ、それ脂です。夏場に汗をかいて放置しているとどうしても顔がテカります。テカリをしっかりと汗ふきシートで除去しておきましょう。おすすめは手ぬぐいを1枚用意しておいてお手洗いで顔を洗ってしまうことです。汗拭きシートで顔を人前で拭くのであればお手洗いでさっと洗顔して手ぬぐいで顔を拭いてさっぱりしていくのが良いかと思います。
今回は男の浴衣と美容というお話でした。浴衣を着て人に見られる中で、一緒にいる人や見ている人が不快にならない作法って今の時代にあったものがあるんです。昔はそんなことなかったのに!と思っていらっしゃるかもしれませんが、今の時代は今の時代の美的感覚があります。手入れをしっかりとして周りの人が不快にならない浴衣姿を作り上げていきましょう。喜染ではさまざまな浴衣に関する疑問やご相談を受け付けております。どうやって着ればいいか?何を着たらいいか?お悩みの際はお気兼ねなくご相談くださいませ。