日本の夏といえば湿気の暑さ。カリフォルニアやハワイの様に爽やかな暑さではなく、ジトッとした暑さ。どんな服を着ていても湿度の暑さはどうしても、汗がじとっーと出てきます。背中から吹き出した汗が服に張り付いて気持ち悪いーという経験あるのではないでしょうか?浴衣だったらどうするのか?今回は浴衣の下に何を着るのをテーマにお話をしたいと思います。
下着はそもそもどうなの?
浴衣を着るときに下着なんか着ないで着たいという方もいらっしゃるかもしれません。経験者が語らせていただきます。やめておいたほうが無難です。理由は2点あって、まず1点、浴衣を長く着たいということであれば、汗や皮脂を浴衣の生地につけないようにすると洗濯やクリーニングがうんと楽になります。次に蒸し暑い場所に行ってしまって汗びっしょりになった場合ですが、浴衣が背中にビッタリと張りついてしまうこともあります。下着を着ていれば肌に浴衣が張り付くことはまずありません。どうせ浴衣を着るのであれば快適に着たいものですよね。ですので、下着は着ましょう!
1.どんな下着がいいのか?
下着といってもいくつか種類がございます。簡単なものからあげますと
1)半袖Vネックの下着
胸のVが深ければ深い程いいのです。一般的なビジネスマンがシャツの下に着るタイプのVネックですと胸元がはだけたときにだらしなく下着が見えてしまいます。可能な限り胸のVが深いタイプの下着をお選びください。
2)半襟付きTシャツ
Tシャツの衿が着物と同じような形になっていて、そのTシャツを着ると和装下着とよばれる着物専門の下着を着ているように見えます。半袖VネックのTシャツと同じ様に着られるのに、よく浴衣を着ている経験値が高いなれている人に見せることができるのでおすすめです。
3)和装下着
和装用の下着です。下着の見え方は本当に和装に慣れ親しんでいる感じをアピールできます。それだけではなく生地が綿のものだけではなく、ガーゼ生地のものや麻のものなど着心地もよいものがおおいので、ワンクラス上の浴衣ライフを楽しみたい方にはこちらをおすすめしております。
2.さてさて、パンツはどうなのか?
女性の場合は浴衣に響かない下着選びなんかもされますが、男性の場合はどうなのか?ビシッと着れば着るほど前が気になるものです。バシッと決めてるのになんか前がモコッとしている人いらっしゃいます。良いと言えばいいのですが、なんとか抑えたいものですよね。これもいくつか方法があります。
1)ビキニタイプのブリーフ
ボクサータイプやトランクスだとどうしても自由になってしまうのでビシッとブリーフタイプのもので固定することで目立たなくさせる方法
2)男はだまってふんどし
もともと日本の男性下着といえばふんどし。日本の着物、浴衣にあう下着と言えばふんどし一択。ということでビシッと締めて着姿に響かないのはふんどしが一番だという方もいらっしゃいます。越中と呼ばれるふんどしに関しては扱いやすく、締めやすいというかたも多いです。
とは言えども、着られる方の体型や好みで浴衣の下着は異なります。銀座喜染を運営している銀座橘苑でも定番の肌着やステテコなどご用意しておりますので、お気兼ねなくご相談ください。