こんにちは。銀座喜染の遠藤です。
ここ数年の夏は毎年のように「過去最高の暑さ」「暑くなるのが早くて残暑が長い」などと言われていますが、皆様はどのようにしのいでいますか?浴衣は暑い夏を快適にすごす着物として広く浸透していますが、7月後半から8月にかけての暑さがピークの時期にはちょっと…とためらってしまいますよね。私も出来る限り外に出ないで、エアコンの効いた部屋にいたいと思ってしまいます。
そこで今回おすすめしたいのが、自宅で浴衣!浴衣といえばお祭りや花火大会に着ていくイメージですが、暑くてとても着られない…けどせっかく浴衣も持ってるし、夏の内に着たおして満喫したい!という方にはうってつけではないでしょうか。
今回は気兼ねなく楽しめる、浴衣で女子会のご提案をさせていただきます。
浴衣で女子会の事前準備
自分で着付けが出来る方は事前に着て用意しておいても良いですが、女子会ならでは良さは一緒に着替えたりお互いの着付けをしあったりすることが出来る所です。集まる時間と場所だけ決めて、後は外へ出なくても済むように買い出しをばっちりしておけば完璧です。
浴衣で女子会、何をする?
後はお家で何をしてすごすか。涼しい部屋でただまったりとくつろぐのも良いですが、せっかく浴衣を着ている事ですし、何か自宅だからこそ出来る、そして浴衣だからこそ楽しみの増す事をして過ごしたいところです。
という事で、ここからは私が勝手に考えた、自宅で浴衣女子会の企画案を出していきたいと思います。
自宅でお茶会
ここで言うお茶会は、紅茶とケーキが用意されたアフタヌーンティーの方ではもちろんなく、和式のお抹茶と和菓子が用意されたお茶会の事です。このお茶会は、和室で正座をしてやらなければならないという事は全くありません。アパートのリビングで、テーブルとイスを使って出来ます。
私が少しだけ通っていた茶道教室でもテーブルとイスでやっていましたが、茶道には和室でなくても覚えられる礼儀作法がたくさんあります。例えば、お抹茶の入った器には表裏があり、差し出されたお茶をいただくときは器の正面は外して飲みます。器の表とされるのは一番絵柄がはっきりしている部分。お茶を点ててくれる亭主の方は、この表を一番大事な部分として、もてなす相手であるお客様にはこの表が見えるように差し出します。客の側としては、その亭主が大事な部分として出してくれた表に口をつけるのは失礼に当たるから、外して飲むというわけです(所作や考え方は流派によって異なります)。
本来のお茶席は浴衣では行けませんが、内々でやる事ですから和の気分を味わいつつ、こんな礼儀作法やそこに込められた意味を一緒にやってみて覚えるのも良いのではないでしょうか。
テーマを決めたコーディネートで楽しむ
何かコンセプトを決めて、自分たち流にコーディネートや空間を作りこむのも良いですね。例えば同じ趣味の友人と「大正ロマン風コーディネート」といったテーマを決めて、お部屋もそれらしく飾り付けなどして集まったら盛り上がる事間違いなしです。
友人にしか見られないわけですから普段は出来ない派手な浴衣を着たり、コスプレのような感覚で特殊メイクをして楽しんだり、何をやっても自由です。
女同士ならではの、浴衣を交換して雰囲気を変えてみるという楽しみ方もやってみたいですね。着付けが上手な友達がいれば、着替え直しがてら着付けのポイントを教えてもらったりも気兼ねなく出来そうです。
まとめ
少しでも興味が湧く内容はありましたでしょうか?これは私の趣味に偏ってしまいましたが、他にも浴衣で物作りやゲームや単純に自宅飲み等々、想像を膨らます一助にしていただければ幸いです。
暑すぎる時は無理をせず、だけどしっかり楽しい夏を謳歌してください。