男性が和服で楽しめるポイントは女性の和服と異なり限られています。女性の和服は華やかで様々な柄があり、染め柄で絵が描かれたもの、織り込まれて作り上げられたものなど色々なものがあります。一方男性着物はどうか?実に質素で柄などは殆どありませんし、絵が描かれているものなど皆無に等しいものがあります。男性の和服のおしゃれポイントは足袋・長着・帯・半襟の色のコーディネートだったりします。他には、襦袢だったり、羽織の羽裏だったりに龍や鷹や虎などの雄々しい柄で遊ぶことはありますが見えない部分なんですよね。
しかし、浴衣はというと男性ものにも柄も絵もあります。そうなんです男性着物ではなかなか無い長着に柄が描かれているものがあるんです。そういう事も、もしかしたら浴衣が江戸時代に人気になった一つの要因なのかもしれません。無論昔はそこまで男性浴衣の柄物はありませんでしたが、現代のものは女性の浴衣に負けないくらい華やかできれいな柄の浴衣がたくさんあります。当店であつかっているものの中にも古典柄といわれる昔からある柄ではなく現代っぽくて斬新な図柄のものが沢山あります。今回はその一例をご紹介いたします。
1.水玉
普通水玉といえば小さな水玉をイメージされるかもしれません。当店の水玉浴衣は水玉が大きい。色も夏らしい清涼感のある青地に白の水玉。
2.菊
おそらく他の男性とかぶることがないモチーフの菊。しかも小紋柄のように小さな柄ではなく、大きな柄の菊の浴衣でインパクト大。
3.コウモリ柄
実は縁起がいいとされる蝙蝠柄。幸を盛るので幸守(こうもり)という語呂合わせで縁起がいいとされています。当店のコウモリ柄はコウモリが配置されているところをホタルよろしく明るくぬいてあるので夜着るとホタルをまとっているような雰囲気のある浴衣です。黒と紺の2色展開です。
4.市松柄
ルイビィトンも真似した柄として有名な市松柄。東京五輪では大会シンボルのモチーフとしても使用されているので、多くの人の認知度も上がっている柄です。当店の市松はシンプルな市松でありながら、破れ目の入った凝ったデザインで周りの人とダブりなし!
5.花流水
男物浴衣は柄があるとはいえどもここまで全体に柄が配置されている浴衣はそうそうありません。風流な花と流水が全体に配置されています。傾奇者を演出するような1枚ですが色が渋いので大人の男性にもおすすめです。
当店でお取り扱いのある柄物の浴衣の一例をご紹介いたしました。他にも魅力的な浴衣を沢山取り揃えておりますので、なにかいいものがないか?自分に似合う浴衣はないか?とお悩みの方は是非ご相談くださいませ。お客様に合う一着をご提案させていただきます。