浴衣は外に着ていくだけのものなのでしょうか？
なんていう質問をいただくことが多くございます。浴衣は古くは蒸し風呂に入る時に着る湯帷子として、その後はお風呂上がりに着るものとして着られていた経緯がございますので、自宅でリラックスするには最適な衣服です。しかも自宅でならオールシーズン着られるとても便利なものなんです。今回は自宅で浴衣を着て過ごすためのいくつかのおすすめアイデアをご紹介します。
おすすめアイデア１ 寒いときは下に着込みましょう
寒いときには下に思い切ってパーカーやタートルネックそしてジャージなんかも良いかもしれません。パーカーのフードの部分を衿から出してもいいでしょう。タートルネックであれば、少しサイズの小さい浴衣でも暖かく着ることができます。裸足でも寒いでしょうからソックスを履いてもいいと思います。ちょっとしたお出かけならコンバースのスニーカーやVANSのスリッポンなどのカジュアルなシューズをあわせても◎ですね。
もちろん同じようなことを正絹の着物でやりましょうと言っているわけではございませんし、格式高いところにそういう出で立ちで行きましょうとも言っていません。自宅で過ごす、自宅から４，５分のところまで着ていける格好・普段スエット上下で出かけているところへ着ていく格好としてはありですよという話です。
おすすめアイデア２ 兵児帯を使いましょう
男性浴衣の場合は最近の流行ですとどうしても角帯になってしまいますが、角帯はどこまでいっても角帯です。骨盤周りをビシッと締めてくれて背骨を立ち上げて姿勢をよくしてくれます。でも、自宅でのんびりしたいときまでそこまでビシッとしておく必要はありませんよね。そういうときは兵児帯がおすすめです。
おすすめアイデア３ たすき掛け
家にいても家事やデスクワークなんていうものもやらなければいけませんよね。そういうときは腰紐を１本用意してたすき掛けをしてみましょう。袂がじゃまにならずデスクワークも家事もばっちりできます。男性でたすき掛けをしている人なんて料理人や歴史のドラマの侍の仇討ちの時くらいかもしれませんが、やってみると意外とかっこいいものです。
おすすめアイデア４ 自宅で浴衣デート
なかなか浴衣で外に行く機会も作られないときもありますよね。雨で花火大会が流れてしまったとかもあるとおもいます。でも浴衣を着る機会が欲しいというかたも多いとおもいます。そういう方におすすめなのが自宅デートで浴衣。浴衣を着て彼女・彼氏と自宅で一緒にたすき掛けして、一緒に料理を作って、晩酌してみるなんていうのもおすすめです。
家でリラックスするのにぴったりな浴衣をもっとリラックスできるようする工夫はこれ以外に沢山あると思います。和装はとりわけ着る人の体型にあわせて着方も少しづつ違います。その分だけその人にあった着方があるので、その人にあったリラックスできる着方もあります。自分にあったリラックスできる着方で浴衣を自宅で楽しんでみませんか？
