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浴衣のお手入れ

雨の日でも浴衣を楽しめる?濡れてしまった場合の洗濯について

投稿日:2019-04-03 更新日:

雨の日でも浴衣を楽しめる?濡れてしまった場合の洗濯について

こんにちは、銀座喜染です。

浴衣でお出かけの予定の日に小雨が降っていると、浴衣はやめようか…と悩まれる事があるかと思います。

雨の日でもいくつかのポイントに注意すれば、浴衣を着て楽しむことができますよ。

また、途中で雨が降ってきて浴衣が濡れてしまった場合、家で洗えるかどうか、洗濯のポイントについてもあわせてご紹介しましょう。

少しの雨であればせっかく揃えた浴衣を着ないのはもったいないですからね。

 

ポイントを押さえて、雨の浴衣スタイルを楽しんでみてください。

 

雨の日でも浴衣は着られます

浴衣は多くの場合、水に耐えられる素材で作られています。浴衣に使われることの多い「綿」「麻」「ポリエステル」、またこれらの混合素材は、水にも強く、家で洗濯することもできます。

雨の日に浴衣を着付けるときには、普段よりすこし裾をあげて着るのがコツです。おはしょりを多めにとって、丈を短めにしましょう。

こうすることで、水はねで裾が汚れるのを防げます。

足元は、下駄を履き慣れている方であれば黒塗りの二枚歯を履くのも良いでしょう。多少雨に濡れても目立たず、背が高いので跳ねた水滴もかかりにくくなります。

 

底にゴムがついていない下駄は滑りやすいので避けましょう。布製の鼻緒も水に弱いので雨の日には向かないでしょう。

 

浴衣で急に雨が降ってきてしまったら?

浴衣を着ているときに、もし途中に雨が降ってきて濡れてしまった場合には、どうすれば良いのでしょう?

そんな場合は出来るだけ早く室内に入りましょう。

雨が強い場合は、裾をめくり上げて走るという方法もあります。

上前と下前を持ち上げて前で揃えて持ちます。出すのは膝くらいまでにしましょう。

隠されていた部分が少しあらわになって、小走りに走っている姿もまた一興と言えます。

家に帰ったら、濡れたまま放置すると色落する、他の部分に色が写ってしまうなどの危険性があるので、早く洗濯をしてしっかり乾かすようにしましょう。

泥が跳ねてしまった場合は、乾かしてから泥を払い落としてください。濡れた状態で拭こうとすると、汚れが染み込んでしまう場合があります。

 

 

濡れた浴衣の洗濯とクリーニングについて

急に雨が降ってきて浴衣が濡れてしまった場合、家で洗濯をするかクリーニングに出すことになります。

どちらの場合も、帰ってきてすぐに対応するようにしましょう。

翌日にしか洗濯できない場合やクリーニングに出せない場合は、濡れたまま畳まずハンガーにかけてくださいね。

 

浴衣を洗濯する方法

浴衣を家で洗濯する際には、裏についている洗濯表示タグで、洗濯方法を確認しましょう。洗濯できる場合は色移りしないよう他の洗濯物とは分けて、単独で洗濯します。

洗剤はおしゃれ着洗い用の中性洗剤を使いましょう。洗い方は、桶にたっぷりの水を張って、おしゃれ着用洗剤を少量たらし、優しく押し洗いします。汚れがある場合は洗剤を直接つけて軽く上から叩くようにしましょう。

また、襟は汗やファンデーションがつきやすい部分なので、おしゃれ着用洗剤を襟部分に直接つけ、もみ洗いをして、洗剤を汚れに馴染ませると汚れが落ちやすくなります。洗剤を直接つける前には、見えない部分で色落ちしないかを確認してからにしましょう。

汚れが落ちたらすばやくすすぎを行います。すすぎは十分にしましょう。それから洗濯ネットに入れて脱水をします。脱水は1分以内に行うようにしましょう。長く脱水してしまうと、浴衣の生地にシワがついてしまいます。

 

脱水が終わったら叩いてシワを伸ばしてハンガーにかけ、風通しの良いところに干しましょう。

 

 

浴衣をクリーニングに出す場合

濡れてしまった浴衣を翌日以降にクリーニングにだす場合は、すぐにハンガーにかけ、風通しの良いところで陰干しします。

干すときは、形が崩れないように袖がしっかりと広がる状態で干すのがベストですが、場所がない場合は袖だたみでかけておいても大丈夫です。

また、汚れがあるところはその部分だけでも軽く洗っておくのがおすすめです。食べ物の汚れの場合は、乾いてしまった後では汚れは落としづらいので、下洗いをしておくことでクリーニングの仕上がりに差が出ます。

クリーニング店には出来るだけ早く持っていき、洗ってもらいましょう。

 

帯や下駄が濡れてしまった場合

帯や下駄が濡れてしまった場合のお手入れ方法について。

帯は丸洗いはせず、汚れた部分だけを汚れ落とししましょう。下駄は固く絞ったタオルで水拭きをします。十分乾かしてから保管するようにしましょう。

 

雨の日にも快適な浴衣ライフを

浴衣はもともと綿や麻などを使用していて水に弱い素材ではないため、少し雨が降りそうでも心配しなくて大丈夫です。

万が一濡れてしまった場合にも、正しい方法で扱うことで、また次のとき綺麗に着られるようになります。

雨の日にも、快適な浴衣ライフを楽しんでみてください。

 

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